こんなメルセデスに乗りたい!コンテスト DRESS UP CAR DESIGN CONTESTこんなメルセデスに乗りたい!コンテスト DRESS UP CAR DESIGN CONTEST

こんなメルセデスに乗りたい!コンテストの実車制作現場をレポート!こんなメルセデスに乗りたい!コンテストの実車制作現場をレポート!

より多くの人々に自動車との関わりを深めてもらいたいと開催されたMobil 1™ の『こんなメルセデスに乗りたいコンテスト』。このプロジェクトには、 今年で創立100年を迎える株式会社ヤナセの100周年をお祝いし、同時に未来のモータリゼーションを担う若者を応援しようという意味も込められています。
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実車制作 @ IMPUL

いよいよ、制作現場へ

2015年6月25日、御殿場にある、車両制作を担当しているファトラスタイリングのファクトリーにて『こんなメルセデスに乗りたいコンテスト』の制作ミーティングがおこなわれました。今回はプロジェクトに関わる大勢のスタッフが集結するとあって大木さんも緊張の面持ちです。

グランプリを受賞した大木さん その1

グランプリを受賞した大木さん その2

グランプリを受賞した大木さんは、千葉大学大学院でデザインを専攻する大学院生。この2年間はカーデザインに専念してきたほどのクルマ好きです。新幹線など移動の間もしきりに筆を走らせる姿が印象的でした。

実車と対面し、デザインを再確認。

この「こんなメルセデスに乗りたいコンテスト」は、メルセデス・ベンツGLAという、もっともフレッシュなSUVモデルを、若い感性でデザインしてもらい、それをプロの手で制作してみようという試みです。制作に関してはレースシーンはもちろん、カーパーツブランドとしても活躍している株式会社ホシノインパルに協力いただきます。

実車と対面の様子 その1

遂にメルセデス・ベンツGLAクラスと対面

ファクトリー中央には制作途中のGLAが置かれていました。今プロジェクトに関わる多くのスタッフにとっては初対面。ファクトリー内は整理整頓されており、まさにプロの現場という表現がピッタリな雰囲気です。

実車と対面の様子 その2

プロジェクトメンバーがファクトリーに集結

集合時間近くになると続々と参加メンバーが会場入りし、徐々に賑やかな雰囲気になってきました。そこに今回の指揮を執るホシノインパルの金子さんも登場。大木さんにとっては、東京でおこなわれた実車制作打ち合わせ以来の再会です。

実車と対面の様子 その4

説明する大木さん

新しいデザイン画に込めた想いを語る

実は大木さん、東京での打ち合わせを終えてすぐ、審査員の指摘を盛り込んだ新たなデザイン画を再提出していました。

「最初は写真を元にデザインしたので、実現不可能な部分がいくつかありました。そうした指摘を踏まえ、コンセプトから外れない範囲で実車に忠実な形状に変更しています」

と大木さん。再提出されたデザイン画と実車を見比べながら、皆が大木さんの説明に聞き入ります。

理想のイメージを、実車のデザインへ。

どこまでも走り切る
タフなイメージを求めて

ひと通りの説明を終え、今回の目的である実車を前にしたデザインの打ち合わせがはじまりました。まずは応募したイラスト画から大きく変更されたリアセクションについての解説から。

リファインされたデザイン

実車に触れる大木さん

リアデザインを変更した意図とは

「もともとのイラストでは、SUVの解釈を広げてトラックのような無骨さを表現していました。凸凹感のあるデザインは、どんな未舗装路でも走り切る雰囲気を出すための演出です」とイラスト画を解説する大木さん。

実車の仕上がり具合いを見て、触って確認する

元のイラスト画はクルマの形状を無視したデザインだったため、新しいイラスト画ではできるだけリアルに再現できる点にも注意したとのこと。「初回の打ち合わせで見抜かれてしまった実現不可能なデザインを修正し、マフラー位置やデザインも修正しました。まだ制作途中ですが、イラスト画よりも自分のイメージに近い出来栄えに驚いています」と大木さん。

リア部分をじっと見つめる金子さん

スペシャリストからの提言は「もっと力強く!」

無言でクルマの前に座り込んで考えこんでいた金子さんからは「フロントがあれだけ存在感があるのに、リアが控えめすぎる。もっと迫力というか、力強さを感じるGLAにしよう」との提案が。数々の名車をプロデュースしてきたプロのアドバイスに、大木さんも強く頷いていました。

クルマの印象は顔つきで決まる!

続いて、フロントセクション。文字通りにクルマの顔だけにメンバー全員の想い入れが強く、リアのデザイン以上に議論も熱を帯びていきました。

新案のフロントイメージ

もっといける!とアツい金子さん

大木さんがフロントの新デザイン案を解説

「トラックをイメージした力強いデザインがテーマです。ノーマルよりも立体感があって、オフロードのイメージを与えたいと思っています」と大木さん。イラスト画にはボディから金属パイプが突き出るなど、独創的なアイデアも盛り込まれています。

現場で築き上げたノウハウを継承する

開口一番「もっとイケる!」と金子さん。実際に販売するモデルではないと前置きしながらも「圧倒的な迫力が大前提。まず驚いてもらうことがスタートラインですよ。あと、色を塗ると驚くくらい馴染むので、いまは派手すぎるくらいでちょうどイイ」と、プロならではのアドバイスが。実践からしか得ることのできないノウハウに、大木さんの目も輝きます。

意見をぶつけ合う現場

意見をぶつけ合う、本物の現場を実体験

実制作を仕切る田沼さんからは裏側の構造も考慮した現実的なデザインが提案されます。しかし、デザイナーである大木さんとしては「できるだけイラスト画に忠実でありたい」と考え、監修する金子さんは「魅了するクルマに仕上げよう」と訴えます。

実際の制作現場ではデザイナーや制作者の意見をぶつけ合い、議論を交わしながら納得する形へ導いていく。今回は、こうした現場のやりとりまですべてを体験してもらうことも、次世代の作り手に伝えるべきテーマのひとつなのです。

大木さん自らの手でイメージをカタチに

議論が白熱するにしたがい、全員のイメージがどんどんと沸き上がってくるのが伝わってきます。すると実制作を取り仕切る田沼さんがアルミホイルやボール紙を手に戻ってきました。

実車制作を体験する大木さん

実車制作も体験させてもらえることに

現状のデザインを確認するため、まずはボディに薄いアルミ箔を貼り付けていきます。実は膨張色である白色はクルマの起伏をボヤかしてしまうため、アルミ箔によって起伏を確認しやすくしているのだとか。プロならではの発想に大木さんもオドロキの様子です。ここで田沼さんから「自分でやってみてもいいですよ」と嬉しいお誘いをいただき、大木さんが施工することに。

大木さんのイメージ近づける田沼さん

大木さんのイメージにもっと近づける

続いてボール紙が出てきました。修正したい部位にあてがいながらサイズを確認し、テープで貼り付けていきます。これは簡易的に形状を造り出し、ふたりのリクエストを聞きながらイメージに共有するための作業です。さすがプロ、あっという間に形状を整え、先ほどとは別のデザインになりました。これには会場にいた全員が驚きの声を上げるほどで、たしかに大木さんのイラスト画にグッと近づいた印象です。

全員が納得!

全員が納得する着地点に到達

少しづつボール紙の形を変えながら、可能な限り大木さんのイメージに近づけつつ、金子さんが考える魅了するシルエット作りが続きます。当然、この場ではできないことも多いため、全員がイメージを共有できるまで何度もディスカッションを繰り返し、ようやく納得する着地点が見えてきました。これでこの日の作業は全て終了。大木さんと金子さんにも安堵の表情が見えました。

ファクトリーでクルマを見ると完成されている印象でしたが、“もっとカッコよく!”の想いを抱く大木さんと金子さんの意見によって、さらなる改良が加えられることになりました。とくに「もっとデザインにメリハリを加えて迫力を出そう」という金子さんの一言は大木さんを強く刺激したようで、フロントはよりデザイン画に忠実な形状に大改修することになりました。こうした議論の結果が、どのようなカタチになって披露されるのか楽しみでなりません。

ファクトリーでの
制作体験を終えて

IMPUL金子さんと大木さんのツーショット

IMPUL 金子さん

「今日は僕たちが製品を作るのとまったく同じ作業をしてもらいました。いつもエアロを作っている側から見てもなかなかの出来栄えになってきたと思います。とくに最後の奥行き感を出す工程でイラスト画に近づきましたね」

大木さん

「学校では1/10サイズで同じような作業をしているのですが、こうして実車でプロのアドバイスを聞きながら作業できたのは貴重な経験でした。お二人にアドバイスをいただき、かなりイラスト画に近いデザインになったと思います」

今回の取材を終えて。あらためて驚かされたのは、大木さんと金子さんから発散される“もっとカッコよくしたい”との熱意です。傍目にはほとんど完成している形状を大胆に変更してでも、自分たちのイメージに近づけていく。金子さんのエネルギーに触発され、自分の意見をまっすぐに伝える大木さんの姿も頼もしくみえました。

Car Watchの取材がありましたこの模様がCar Watchに取材されました

今回は我々のほかにクルマの情報サイトの『Car Wacth』と株式会社ヤナセの広報チームの取材がありました。そこで『Car Wacth』チームに取材の感想をいただきます。

Car Watchさんの取材風景

「『Car Wacth』としてはエアロの制作現場を取材したのははじめてです。最初に見た段階で出来上がっているものを、そこまで変えるのかと正直驚きました。クルマ離れが叫ばれるなかでクルマに興味のある大木さんのような存在は頼もしいし、なによりすごいチャンスを掴んだわけですから頑張って欲しいですね」

Car Watchサイトはこちら >

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プロの手によってデザインが実現します

いよいよ8月。遂にスペシャルカーの完成品を発表いたします!いよいよ8月。遂にスペシャルカーの完成品を発表いたします!詳細は後日、当ウェブサイトで発表いたします。

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